東京事変 - 黄昏泣き

 9曲目の「黄昏泣き」は、曲自体は丸っきりJazzですが、林檎のボーカルはそれほどJazzっぽくは無いですね。サウンドは今時のJazzロックやアシッドJazzといった類では無く、マイルスやコルトレーン以前の、1940年代初頭の古いJazzです。アニタ・オデイあたりの音楽です。私はこの時代のJazz、しかも女性ボーカルが好きなので、この「黄昏泣き」は大変に心地良く聴く事ができました。

 林檎への"黒っぽいサウンド"の影響ですが、ファンクの雰囲気を醸し出す事は時折ありましたが、Jazzのフィーリングを聴かせる事は、椎名林檎時代にはほとんどありませんでした。東京事変として活動するようになってから、低音から振り絞るような発声やJazz調の曲などをプレイするようになり、今回のアルバムでは一気にJazz色を濃くしましたね。新メンバーはインプロヴィゼイション(いわゆるアドリブ)にも強そうなので、ライブではよりJazzに近いプレイを魅せてくれるかも知れません。

 トランペットが、ふるーいサウンドを聴かせてくれます。クレジットによると、SOIL&"PIMP" SESSIONSのペット、タブゾンビさんが吹いているとの事。彼は林檎の兄、純平ともプレイしていたようです。マイルスがJazzロックのようになる前よりさらに古い旋律。チェットベイカーのような、シンプルな、音数の少ないプレイです。久方にぶりに聴きましたよ、ここまで音数の少ない、まったりしたペット。とても和ませてくれる一曲です。

(初回限定盤DVD付、豪華です。ブックレットからは高貴な香りが!)
東京事変

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