ペトロールズ - ライブレポ(2008/7/20@下北沢GARAGE)、(2/2)

 前回に感じた個人的な不満を払拭して余りある、実に素晴らしいライブでした!
 
 オープニングからメンバーもオーディエンスも、リラックスした雰囲気。この、ライブにおける同調性は摩訶不思議だ。それは、ペトに限った事では無いけれど。ライブとはそういうモノなのだと、改めて実感。会場全体で創り上げていくモノであるように思います。
 
 1.インサイダー
 長岡さんのリズミカルなストロークから導入。続いて、ジャンボさんとボブさんがファンキーなノリで追従。長岡さんのボーカルは、コノ時点では最高潮では無かったが、一曲目にしては、かなり良い具合。コーラス隊は、また精度を増していた。毎回すこしずつ、着実に良くなっているように思う。
 
 間奏部は、長岡さんのストロークとカッティングから。ソロでは残響系のエフェクターを巧みにかけ、幻想的な響きを奏でた。セッティングは完全だ!それは、ワンマンにおける大きなメリットの一つ。対バン形式は、場間を利用したあわただしい楽器移動とセッティングだが、ワンマンの場合は当然に、じっくりとセッティングできる。楽器をあわただしく搬入する必要も無い。
 
 コノ曲を、この日のベストチューンに挙げている友人が一人、大変に良かったと述べた友人が一人おりました。比較的に評判の良い楽曲であるようです。ロックの要素が薄れつつある昨今(近頃、盛り返していますが)、こういったファンキーなノリを、ロックの代わりに渇望している方は少なくないと推測いたします。
 
 インサイダーは踊れる曲です。細かいコトは抜きに、ざっくりと曲全体のリズムに心体をゆだねると、大変に心地が良い。
 
 2.ツバメ
 長岡さんの高音&ファルセットと、コーラスが聴かせどころ。長岡さんのボーカルは、一曲目においては、ほんの少しだけ高音が苦しそうであったが、二曲目には伸びのある歌声を聴かせてくれた。
 
 コーラスは、ピッチがかなり安定していた。声量は、もう充分に在る。後半のコーラスパートは、大変に美しい複雑な旋律。非常に難度の高いパートですが、かなりの精度で在りました。あのパートがいつの日か完全にキマったら、圧巻であると想像します。
 
 3.最近
 新たなイントロ。ワウと残響系エフェクターを組み合わせた、トリッキーなギターサウンド。初めは、何の曲だか分かりませんでした。
 
 バッキング等、随所において、開放弦によるハーモニクスを用いたアルペジオを取り入れた長岡さん。彼らしい、面白みのあるアプローチです。
 
 4.指
 長岡さんのソロギターから。ムードの在る、都会的なソロとバッキング。途中、ジャンボさんがトリルを奏で、ギターと絡む。最後にボブさんが静かに、控えめにリズムを刻み始める。ステキな導入部でした!
 
 ある程度に固まった楽曲も在りますが、毎回すこしずつ改良される楽曲が少なくないペトロールズ。この曲は、毎回のように進化を遂げています。
 
 詩もステキです。長岡さんは音楽の人であると思われますが、コトバのセンスも、実に秀逸であると感じる。その印象は、初めて「ミラーボウル」の詩を拝読した時から、一貫して変わりません。
 
 コーラス、かなりキマってました!初めて聴いた時と比べると、比較にならぬほど…。
 
 5.ない者ねだり
 定番中の定番ですね。大変に人気が高く、評判が良い。
 
 Aメロの、ボブさんのドラミングは格好が良いです。大変に難しそうで、時々に不安になるけれど、巧みにハイハットを開け閉めし、複雑で細かいリズムを刻んでいました。
 
 実はおいら…、やや食傷気味、(ごめんなさいっ)。比較的にコノ曲は女性ファンが多いように思うのだけど、気のせいかな…。長岡さんご自身も、きっとお気に入りの一曲なのでしょうね(←勝手な推測)。
 
 6.水蒸気
 わけあってやり直したのですが、曲が始まる前から大変な盛り上がり!この日のオーディエンスは手拍子、歓声、笑い声、いずれにおいてもリラックスしていて、ライブ慣れした感じ。弛緩のシンメトリーがバランスよく、聴くときは聴く、楽しむ時は楽しむといった感じで、おいらは大変に居心地が良かった。この日の一度目のオーディエンスの皆さんに、おいらは感謝しております。相変わらず動きは少なかったですけど、すごく良い雰囲気でありました。
 
 冒頭部で歌詞が完全に飛び、ジャンボさんに耳打ちされるまでの間、イントロを繰り返した長岡さん。観客は興ざめするどころか、むしろ逆に盛り上がっていた。リラックスした、楽しい雰囲気に包まれていて、それで居て酩酊する者やライブ中にタバコをふかす方は居ない。わきまえつつ楽しむオーディエンスの皆さんに、感謝っ。
 
 7.ELF
 ノリの良いロードミュージックに、切なくほろ苦い詩を乗せた、真新しい曲。一本調子のベースとリフに、シンプルな旋律。タイトル通り、トラッカーの力強さと、その裏に見え隠れする悲哀を感じる。最初にタイトルの由来を聞いたときは、冗談交じりのMCのせいもあって、いい加減なもんだなあと思ったけど、よく聴くと、コノ曲はタイトルイメージ通りだ。
 
 「誰か愛して……」っと…。詩を引用したいところですが、割愛します。活字で切り出すと、印象が変わってしまいそうなので。曲に乗った状態でお聞きくださいまし。曲はノリが良いけど、世界観は意外に切ないコトに気がつくコトと思います。
 
 8.新曲(タイトル未決定)
 こ、これは…。コレは、やばい!!
 
 初めてじゃないかな、こういうの。いや、全体の雰囲気としては、「指」、「高速」、「雨」あたりのAOR指向なのだけど…、違う。チョット違う!
 
 まずイントロ。何ですか、あのアンビエントな雰囲気は。レディオヘッド?Rei Harakami?コーネリアス?いや、違う。何だろ。静かだけど、湖畔やカーテンとは異質です。んー、イイ!スバラシイ。
 
 秀逸なイントロから、ボーカル。このボーカルラインが、またイイ。イイ!たぶん、世代的に共感したくださる方は少ないと思いますが、吉田美奈子とか、シュガー・ベイブとか…、70年代のJPOPテイスト。もう少し分かり易くすると、やや語弊はあるけど、オリジナル・ラヴ…、でも少し違うなあ。兎にも角にも、秀逸なメロディーです!
 
 そしてサビ。おお…、おお!ああ、具体的でなくてスミマセン。でも、音楽をコトバで表すのはムリが(何を今さら)。一聴しただけでは、この楽曲の魅力に気がつくのは、ムズカシイかも知れない。が、もしCDがリリースされて、そこに収録されたなら、ハードリピートされるコト間違い無しと、推測いたしますっ。
 
 個人的には、前述したように、70年代JPOPを彷彿する楽曲であると感じました。はっぴいえんどの鈴木茂とか。センチメンタル・シティ・ロマンスとか。エンディングの旋律なんて、ほんと、そんな感じ。おいら、気に入りました!
 
 9.闖入者
 イントロ、おもっ。重たいっ、おどろおどろしい…、怖い。何か出てくるんじゃなかろうかといった感じ。闖入者発見っ、ごめんなさいじゃスミマセンよ、出て行きなさい、笑。
 
 ボブさんのコーラスパートが導入されたバージョンが、定着したようです。ステキですよ、ボブさんのファルセット。おいらは好きです。ピッチも、比較的に安定しています。
 
 途中、大きく展開するところで、ジャンボさんのベースが今までと変わったように思う。格好が良くなりました!音数が多くて良い。コノ曲は、ジャンボさんの聴かせどころ満載!ソロパートは、前回のライブでは少し突っ込む感じがしたけど、この日ばっちり、バッチンバッチンとキマってました。長岡さんの「ベース、ジャンボ!」のコールに応える観客。ナイスリアクションでしたよ!特に男性。いつも比較的に女性が元気ですが、コノ日は格好の良い歓声を、タイミング良く上げる男性が何人もいらっしゃいました。
 
10.雨
 ペトを代表する名曲の一つになりつつあります(←おいら調べ)。
 
 コーラスが大きい!自信満々、すごく格好が良かった!長岡さん、喰われちゃいますよ、笑。コノ曲のコーラスは、初披露の時からキマっていて、しかも回を重ねる毎に、他のコーラス同様に精度を増しているので、今ではかなり完成度が高いです。厚い…、厚いコーラスに、長岡さんのボーカルが、より映えます!
 
 コノ日もギターソロ在り。前回の奇跡的なソロに続き、コノ日も…。弾いて弾いて、弾きまくる!「メロウにゆったりと奏でる泣きのギター」、「音数おおく、ハードロック的な激しいギーソロ」、というのはありふれてますが、「音数の多い泣きのギター」ってのは、比較的に少ないと思います。弾きまくってますが、泣いています…。
 
 間奏部のコーラスパート、音、でかっ。でかい!厚い!コーラスグループじゃないんだからっ。ステキ過ぎます。いつから、こんな風になったんだろ…。けっこう、ヒヤヒヤしながら聴くコトの少なくなかったコーラスですが、コノ曲においては、何ら不安なしっ。
 
11.掌(どう記すか、わかりません。「てのひら」)

 以前に耳にしたときは、あまり印象に残らなかった。が、ずいぶんと印象を変えて、インパクトのある曲になって蘇りました!イントロは、まったく変わっていた。ステキなイントロになっていました。メジャーなブルースといった感じの、男の哀愁ただよう雰囲気なのだけど、それよりもっと繊細な感じかな。古井戸っぽい?(古くてゴメンなさい…)。
 
 歌メロの随所に在る、三連符の部分が印象的です(タカタ・タカタ・タカタ・ターとか、タカタ・ターといった旋律の、"タカタ")。詩も良いっ。湖畔、コーラスに続く、締めの一曲として定着する予感がしました。
 
 (アンコール)
 
 1.ホロウェイ
 演奏前に歓声が。アンコールでホロウェイ(!?)、記憶にございません。これから盛り上がろうぜ!みたいな。表作、裏作の両方を食した方には、ナイスな選曲でしたでしょう。一毛で帰るおいらは、「掌」で寝た子を、起こされたような心境でしたよ、笑。
 
 おいらはホロウェイが大好きで、もう一年以上も飽きずに聴き続けております。今までコノ曲については幾度もご説明いたしましたし、アルバムにも含まれて居ますから、今日はチョット、ホロウェイマメ知識。歌詞の内容から推測するに、ホロウェイはおそらく、"Hollway"と表記するのだと思いますよ("Holloway"は誤りかと…)。それは、ロンドンの在る"通り"です(Hollway Road)。詩のイメージにピッタリであると、感じます。
 
 
 色々と書きましたが…、百聞は一聴にしかずっ。この日のライブの素晴らしさを、コトバで伝えるのはムズカシイです。今までのワンマンは、良い意味での緊張感に満ちていましたが、コノ日は、メンバーも観客も、ずいぶんと慣れたモノです。初めて参加なさった方が何人かいらっしゃいましたが、居心地の良かったコトと思いますよ。ぜひまた、共に心地の良い時間を、分かち合いませう!

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エリコさん、今晩は!

いえいえ、どういたしまして。「雨」で合ってたのかは、分かりませんが、汗。

あの曲は、ますます良くなっていますっ。ギターソロのパートが生まれたのも、実は前回のライブからです。

ヒロさん。

丁寧な説明、ありがとうございました。

「ぺトを代表する曲。」というヒロさんに賛成です!

ぐりん…さん、毎度!

 ながいっ、笑。ん…、おいらが名付け親?

 お久しぶりですねえ、コチラでは。うしし、♪。

 あ、おいらも思いましたよ、長岡さんの声は。3曲目くらいで、ノドが痛いと言っていたから、後半に崩れるかと思いきや、逆に調子が良くなった、e-420

 水蒸気は、久しぶりでしたしねっ。また、一難ございましたが、ご愛嬌、笑。雨のギーソロは、シビレますね…。もう、アレ無しには物足りなく感じてしまう。ペトの、代表曲の一つと言えると思いますっ。

 9月…、と思わせておいて、まったコッソリとやらかしたりね、汗。また共に、楽しみませう!

 久々の書き込み、有難う。なんだか、新鮮だわ…。

うしし♪

久々にコメントw

いやあ~よかったですねv-352
最初ナガオカサン声の調子悪いのかな?とも思ったけど、徐々に落ち着いた美声を・・・
お三方のグルーヴは、ステージから大人の色気を放ってまいたねえ♪
悪い子達のヒーロー笑
ヒップですね笑
水蒸気は最高でしたなあ~。惚れ惚れ。
前回に引き続き、雨のギーソロも素晴らしかったですね!!

次は9月とかになっちゃうやもですね。v-356

エリコさん、初めまして!

 おいらも一毛目でしたから、同じ音を共有していたのですねっ。いやあ、実に素晴らしいライブでありました、e-420

 ホロウェイがお好きとのコト、合いますなっ、笑。飽きませんねえ、あの名曲は。

 えと、ご質問の曲は…、「雨」でしょうか…。違うかな、汗。「逢えないときも、この雨のように、泣けばいい、それでいい、艶(いろ)を増すように…」。

 ペトのライブは、皆さん聴き入ってしまう傾向にありますから、お地蔵さん状態も、ムリはないですっ、笑。おいらも、初めは直立不動でしたよ。あそこまで弾いて唄えると思っていなかったから、呆然としてしまった…。

 初書き込み、有難うございました!今までも、密かに(笑)、ご覧いただいていたとのコト、嬉しいです。これからも、ご遠慮なくコメント願いますっ。また共に、ステキな時間を分かち合いませうっ。

初コメです!!

初めまして!!いつも密かにブログを読ませていただいています。
私は二毛演の1公演目に初めて参加しました。
本当にペトロールズは素敵ですね。
ライブ中、本当に感動して直立したまま聞き入ってしまいました。
ヒロさんにとっては、きっと動きが少ない!!と怒られてしまいそうなくらい、動けなかったんです…。

ひとつお聞きしたいのですが、歌詞のサビに、「会いたいけど会えない~」のような歌詞がある曲がありますよね?そのタイトルを、ぜひ、教えてほしいのです。
長岡さんが言っていたかもしれないんですが、放心状態でいたので、聞き逃してしまいました…。

歌詞がすっごくよくて、音楽も力強くて…並な事しか言えませんが、とにかく感動しました!!(もちろん、すべてそうですが。)

それに、私の好きなホロウェイも聞けて、とてもよかったぁ!!
次回もぜひ、参加したいと思っています。

(や)さん、毎度です!

 なんと、2公演目はさらにですかっ、嬉しいです!あれ以上かあ、いやあ、スバラシイ…。両方堪能されたのですねっ。

 進化を続ける楽曲が多いですねえ…、常に未完。こんなグループは、他に知りません。

 O.S.C.A.のレポ、有難うございます。ふむ…、なるほど。

 譜面台のエピソードは、長岡さんらしいです。人が想像の及ばない部分で、大変にやさしい。みみコピならぬ、めめコピは、楽器の特性上、ギタリストにとっては必要であると思いますっ。違うポジションでも同じ音が出るので。

 どこで弾いてもドはドだし、レはレだけど、オリジナル通りに弾くのが、一番に合理的で、同じ響きを奏でるコトができるのです。

 おいらも、耳でコピーしたあとに、目で確認します。だから、何回かに一度は、最前列で食い入るように観ています、笑。

毎度です~

私は一公演、二公演目とも参加しました!
ヒロさんが仰るとおり、一公演目からオーディエンス盛り上がってましたねぇ~!
二公演目は、より盛り上がってました!!


『最近』は劇的に変わりましたよね!
エルフは、も~カッコいい!
雨のギターソロは圧巻ですよねっ!


二公演目のアンコールのO.S.C.Aは、最後のペースが早くなるところはナシでした~。
あと、二公演目の時の新曲のときかな?長岡さんが、歌詞がうる覚えだから(?)譜面台を手元に持ってきたとき「手元が見れなくなってごめんね」みたいな事を言ってたんです。

私は楽器をやらないのでわからないのですが、やっぱ目でコピーすり人っているんですかね?



とにかく!昨日のライブはとても楽しかったです♪次はいつかなぁ~
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