ペトロールズ - ライブレポ(2009/5/16@代官山UNIT)、(2/3)

 ZeppやBLITZなどの2000人規模のライブハウスは特別な存在で、ライブハウスと言うより、立ち見式のコンサートホール。ライブハウス然としたハコに限るなら、代官山UNITは最大規模のライブハウス。CLUB QUATTROクラスです。

 代官山UNITは、比較的に新しいライブハウスのせいか音響が大変に良かった。特にバスドラとベースの響きが、普段に聴きなれたペトの音とは、まったく違いました。腹に響く重量感のある音を、音割れさせずに鳴らすには、あのくらいの大きな規模のライブハウスで無いとムリやも。ライブハウス独特のクリアサウンドはそのままに、ホールとも、ドームとも違う重量感。最も高音質と言われているBlue Noteを引き合いに出すのは、趣も違うし適当で無いかも知れないが、匹敵するライブハウスじゃなかろか。

 満員御礼。何度かUNITに足を運んでいるお友だちが言いました、「UNITが、こんなに小さく感じたコトは無い」と。それほど沢山の人が入っていた。TBTF vol.1(too big to fill)と銘打ったライブでしたが、嬉しい誤算っ。

 長岡さんは糊の効いたタイトなシルエットのYシャツに、ギブソン・モダン。ジャンボさんはスタッフ限定カラーのVネックペトTシャツに、スティングレイ、ボブさんは、ボブさんらしい柄のシャツに、笑、カウベル持参でいつものセット。
 1.新曲(タイトル不明)
 スローテンポな、陰鬱とした新曲からスタート。どうやってノルんだ…、笑。ライブの初っ端にこういう曲を選ぶグループ…、と言うよりミュージシャン(つまりは長岡さん)は少ないんじゃなかろうか。ゆったりとした、静かな導入でした。

 「ゆっくりしていってください」(長岡)。なるほど、焦るなというコトかな。

 2.草紅葉
 ペトロールズの初ライブは2005年10月15日、下北沢GARAGE「LOCAL」。その時の一曲目がコノ曲。初期のペトロールズは、当時流行していた数ある3ピースグループを意識したロックバンドでした(長岡さんが以前にMCで明言していた)。

 元のアレンジは、その当時のペトを感じさせるロック然とした曲調。が、コノ日は大きくアレンジしていた。トリッキーなイントロとロック調のリフの大部分は、テンションの効いた都会的でクールなバッキングに変わっていました。

 3.水蒸気
 元のアレンジはファンキーなノリだが、コノ日は、近頃では定番の、気だるいスローテンポなアレンジ。2009年1月18日に下北沢ガレージで行なわれた「MERRY 2009」以降、ずっとこのアレンジです。

 最期のサビ、唄を入れるタイミングを逃した長岡さん。だけど、御三方あうん呼吸で1小節増やし、平然と誤魔化した。ミスしたコトより、スッと軌道修正できるアドリブの強さに感心しました。ペトロールズらしいシーンでした(長岡さんが一度、マイクに口をつけたけど唄うのを止めたので、気がついた方も多いと思います)。

 4.ないものねだり
 イントロで、めずらしく観客を煽る長岡さん。煽るとは言っても、小さな手招き程度ですが、笑。それでも観客は大喜び、大歓声が上がりました。

 5.ELF
 少し後ろノリのリズムが心地良いロックチューン。ギターの歪み方が心地良い。

 狂気のギターソロの前に、歓声が上がっていた。コノ日は曲を知っている方が多くて、良いタイミングで、格好の良いコールがバンバン上がっていました。

 社会派の歌詞なのだけど、色々に汲み取れますね。ますます、格好が良くなってきたなあと感じました。最初の頃は、これほど壮大な曲に仕上がっていくとは、想わなかった。今では、比較的に人気のある曲の一つだと思います。おいらも大好き。

 6.偏食
 ELFからメドレーで。メドレーだと、音にかき消されたり、タイミングを失って歓声や拍手がかき消されてしまうものですが、コノ日は聞こえました。みんな、ノリ易そうだった。普段より大きなハコに出ると、萎縮する方が多いんじゃないかと想像していたのだけど、そんな心配は杞憂に終わりました。

 個人的な見解ですが、コノ曲は上級者向け(?)かと。音楽を、とてもよく聴いている方は、コノ曲が好きだと仰る方が多いです。ペトロールズにとってもお気に入りのナンバーのようで、ファーストCD『仮免』にも収録されていたし、ココ一番のライブでは、必ずセットリストに組み込んでいる。ラストに演奏されるコトも、何度かありました。

 アレンジをまったく変えずに、初期からずっと演奏し続けているナンバーは、おそらく「偏食」だけです。おいらには、長岡さんの真髄を理解するために欠かせないと考えている曲がいくつか在りますが、コノ曲も、そんな作品の一つだと捉えています。

 7.高速
 黒の12弦ギターに持ち替え。あれは、スクワイア(フェンダー)の12弦ギター、ヴィーナスだと思う。『EVE2009』に収録された「つばめ」を弾いたのと、同じギターだと思います。

 コーラス…。コノ日のコーラスは…、(・_・、)。ジャンボさん、モニターの聞こえが悪かったのかな。細かなコトは気にならなかったと書いたけど、コーラスだけは、ところどころ、けっこう気になりました。

 8.指
 コノ曲、コノ歌詞って、長岡さんのイメージにピッタリと合うと思いませんか…。おいらは、大好きです。たぶん、どこかの上手な方が唄っても、ピンと来ないです。歌詞…、一度、噛みしめて頂きたいです。歌詞は『EVE2009』に同梱されています。

 9.インサイダー
 前回に引き続き、長岡さんがギターの音数を、間引きまくったアレンジ。格好が良い!もう、弾かなくてイイよってくらい、ステキです…、(え)。

 弾ける人が弾かないのって、格好が良いと思います。奥ゆかしい。

10.鳥の巣
 ボブさんのボーカル、よく聴こえなかった、汗。80年代のディスコサウンド風?…、上手く言えないけど。

 唄メロもコーラスも、よれていて、よく分からなかったです。でも、何となく格好が良さそうな楽曲だった。長岡さん、唄ってくださらないかしら。すっごい、ムズカシそうな唄メロでした。


 前半終了。後半は、次回に。ざざっと、一気に書き終えただけなのに、そのままアップしちゃいます、汗。誤字脱字、諸々の誤りは、いつか直します。

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sierraちゃん、毎度!

あら、労いの御言葉、笑。ありがと。

レポはねえ…、何だかね、汗。
楽しかったコトが伝わったのなら、良いけど。
チト辛口過ぎた気もします。

すごく気になる点?ハテ…。
それはまた、別の機会に、('▽')。

もうしばらくしたら、ライブに行けますね!
成長ぶりを、味わってくださいましっ。

お疲れ様です。

レポ拝読しました。
良いライブだったのが文面から伝わってきて読んでいて嬉しくなりました。

所々すごく共感できる点とすごく気になる点があって
次にペトのライブに行く日が更に楽しみになりました。

毎度本当に有難うございます。

くろねこしろさん、毎度!

 いや、ホント、一番に舞い上がってもた、笑。あれだけの人が、ペト目当てに来たコトは過去に無いですからね。しっかし、いきなり代官山UNITワンマンって、汗。

 うん、おいらも、ちっともミスとか気にならなかった。あれだけポテンシャルがあるし、元々上手いから、そんなのどうにでもなるしね、今後。ファンも、むしろミスを喜んでいた気がします、('▽')。

 アイコンタクトで、ひょひょいと、色々やりますねえ、彼らは。あうんの呼吸で。ペトらしいです。

 ELFとインサイダーですかっ、いいとこ突きますねえ…。乗っかるワケじゃないけど、おいらも同感ですっ。特に、今時のインサイダーは、すごい格好が良いです。

 リズム隊が骨太に、ドッシリとバリバリ奏でて、長岡さんがパラっと最高のスパイスをアクセントに加える…、ギタマガのインタビューで語っていた通りの音に、近づいているなあと感じますっ。

 弾ける人が弾かない格好良さ、納得していただけましたか。おかしな喩えでしたが、汗、伝わって嬉しいです、('▽')。

最高でしたあぁぁ!!!

今までのライブで一番舞い上がりましたね!
ペトロールズもお客さんも。
冒頭から長岡さんも嬉しそうで、いつものライブでは見たいことない
ような素直な感情表現が可愛らしかった(笑)

何度も歌詞が飛んじゃいましたが、そんなの全然関係ない!!!です。
長岡さんもそれくらい気持ちが高まっていたんでしょう。

偏食のとき、ギターのリズムをいつもと違うように長岡さんが弾いて
ジャンボさんもそれに合わせて同じように弾いて
二人が顔を合わせて微笑み合ってるのがステキでした。

前半、私はELFとインサイダーが良かったです。
最近はジャンボさんのベースがメインの骨太なアレンジですよね。
弾ける人が弾かない格好良さ、納得です。

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