椎名林檎 - 幸福論


 林檎再考、第2回目はデビュー曲「幸福論」。これは歌詞こそ違えど、テンポから何からアマチュア時代とあまり変わっていない(!)。凄い完成度だ・・・(しかし、大成するアーティストの場合、こういうケースは珍しく無いようです)。

 歌詞の違いですが、デビューするにあたって書き直した詩は、よりキャッチーかつ、こなれた表現になっています。しかし唄い出しは、原曲の方が私は好き。「本当のしあわせを探したときに」が、原曲では「幸福(こうふく)についてなんて論ずるとすれば」、といった風。

 曲はほとんど変わっていないと前述しましたが、印象的なエンディングはメジャーデビュー時に付け加えたようです。原曲は他の箇所とほぼ同じ譜割で唄い終わる。メジャーシングルの「こうふくなんでーす、♪」にあたる部分は、原曲には存在しません。
  
  (原曲)
  私は君がただ真実を
  くれる限り同じ様に 
  身も心も幸福の海で
  泳ぎ疲れてしまうんです
  
  (メジャー盤)
  あたしは君のメロディーやその
  哲学や言葉全てを
  守り通します君が其処に
  生きてるという真実だけで幸福なのです
  (作詞:椎名林檎)

 メジャー盤の方が字数が多く、小気味良く上下するメロディーにかっちり乗っかていて、かっこ良いと思います。

 林檎の音楽性の幅広さを感じさせる要素の一つとして、"語彙の豊富さ"、を挙げられると思う。一つの事象を表現するための語彙の引き出しがたくさんあるから、「もう少しポップに」とか、「もっとアバンギャルドに」とか、詩をいくらでも書き換えられる。また、語彙が多いと譜割の制約から解き放たれますよね。曲先で作った楽曲に、好きな様に自分のイメージする世界を言葉として乗せられるのは、日本語で唄う事の難しさを克服する上での、林檎の大きな強味だと思います。

 ん・・・、えらく回りくどくなってしまった。今晩再認識した事は、林檎の早熟さと語彙の豊富さでした、以上。
 
 林檎再考、続きはまた後日。

 今日は弾き語り用のスコアをご紹介。林檎はピアノの弾き語りが、めっちゃ上手。私達もこのスコアで、マスターしちゃいましょ。

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Σ(・ω・`)

こんにちは★
また林檎曲レビューが乗っててびっくりですw

原曲の歌詞、初めて知りました・・・(゚Д゚)
確かに林檎は語彙の豊富さに関しては同感ですね。
ちょっと難しい言葉つかってたりしてますが、それがまた林檎らしくって。
だから私は林檎の歌が好きですーヽ(´∀`*)ノ(何
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