GO!GO!7188 - 神様のヒマ潰し


 この曲はGO!GO!7188の活動再開第一弾、新曲です。ベスト盤のラストに収録されています。ギターの音色はディストーション一辺倒では無く、ユウ開眼、新境地に至るといった感じ。ソロも少し違った趣。短いフレーズですが、クリーントーンでちょっとアダルトな印象。アッコの詩も、今までよりやや落ち着いた雰囲気を感じさせます。

  物語の鍵を握っているのは誰?
  ずいぶん悪趣味なヒマ潰し
  その心の奥を掴んでゆさぶるものは何?
  考えているだけで日が暮れる
  苦しくて切なくて楽しくて日が暮れる
  (作詞:浜田亜紀子)

 私は3ピースのバンドが大好きだ。3人で間に合うなら、それに越した事は無い。過不足無しって、かっこ良い。でも、3ピースバンドを成功させる一番のネックは、やはりボーカルが演奏しながら歌う事でしょう。伴奏するとなると、フォーク系のバッキングなどと違って、ロックの場合はリフ作りの際などに、何らかの制約は受けざるを得ない。

 私の好きな3ピースバンドのボーカルといえば、ポリスのスティング(ベース)、ニルバーナのカート・コバーン、ブランキーのベンジー、そしてGOGOのユウなど・・・。みんな、器用なプレイヤーですね。彼らの共通点として、ほとんど全ての曲を自分で書いている事が挙げられる。ユウもGOGOの作品、全てを作曲しています。

 ユウとカート・コバーンは、意外に共通点が多いと私は(勝手に)思っている。まず、二人とも左利き(ユウはギターは右だが、日常生活は左)。まぁ、これはミュージシャンの場合、一般人よりやや多い気もしますが。ジミヘンやポール・マッカートニーらも左利きです。

 ユウもコバーンも、それほど音楽を知らぬうちから作曲し始めた。楽典とか、コードがどうとか、そんな事より先に自分のスタイルを確立してしまった。そして、3ピースのバンドでメジャーデビューし、一気に注目を浴びた。

 自分で作曲し、ギターを弾きながら唄う。ステージ上ではクールなキャラクターだが、ナイーブな面や、ユーモアのセンスも持ち合わせているなど、二人は似ていると、私は(勝手に)感じています(ユウはラジオ番組でユーモアたっぷりでした。コバーンは、旧知の友人らが異口同音に「彼は人を笑わせるのが好きな人だった」と、彼の死後発表されたDVDなどで語っています)。

 林檎の音楽性の幅の広さにユウは引けをとっていない。でも、二人はバックボーンが違う。ジミヘンとマイルスも同時代を生き、共に黒人で、両者とも多用な音楽性を魅せたが、音楽人生の歩みは大きく違った。誤解を恐れず簡単に言うと、音楽の教育を受けているか、楽典を紐解いているか、もっと単純に言えば、「楽譜が読めるか」、です。

 意外なほど譜面に弱いプレイヤーは多い。ユウは素晴らしい表現者。ジミヘン、コバーン派。大変感覚的だ。ギターは絵筆や彫刻刀と横並び。音楽は性に合った、気に入った表現手段の一つという感じ。

 林檎は音楽家だと思います。マイルス派。楽典バリバリ、初見OK、みたいな。理詰めだし、体系立てられている。マイルス派の人にとって、ジミヘン派は不思議。どうやって辻褄を合わせているのか、よく分からない。マイルスは、ジミヘンが本当に大した理論も持ち合わせず、譜面も読めない事に大変驚いたようです。

 ユウは林檎のファンであった事を公言していますが、そろそろガチンコで勝負しても良いと思う(音楽は勝負するもんじゃありませんね)。煮詰まらず、好きな曲を勝手にがんがん作り続けて欲しい。ソロ活動も、ソロ活動で行っている作詞も続けて欲しいです。
Disc.1
1 こいのうた
2 C7
3 サンダーガール(感電ヴァージョン)
4 くのいち
5 太陽
6 ドタン場でキャンセル
7 月と甲羅
8 考え事
9 瑠璃色
10 ジェットにんぢん
11 とかげ3号
12 大人のくすり
13 大人のひみつ
14 ロック
15 文具
16 浮舟
17 神様のヒマ潰し

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GO! GO! 7188「神様のヒマ潰し」

久しぶりの7188の曲、怪しい雰囲気がいい感じ。 PVも何気に怪しく、薄暗いガレージ(?)で360度回転カメラで、 回りながらの映像、途中、ラッパーあり、演歌歌手、ありバイオリン奏者あり、7188あり。

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