THE YELLOW MONKEY - Tears of Chameleon(Mr.Paper Moon)


 この作品はインディーズ盤「Bunched Birth」のラスト、7曲目を飾る曲。このアルバムのジャケット、両性具有!痺れましたね。私は両性具有とか、ロボトミー手術など、イエモンの詩が切っ掛けで知るようになった事がいくつかります。

 ロビンはソロになって、詩がとてもシンプルになった。意図的にそうしているのだと思います。もはや詩と言うよりメッセージに近い。私は練りに練った倒錯の世界、あやふやなジェンダー、アンダーグラウンド社会、ドラッグなどをイメージさせるロビンの詩作が好きだったので、この曲を聴いてかつてのロビンを思い出し、とても懐かしくなりました。

  イメージとダメージを重ね すてゼリフは君を悩まし
  カリスマは指をねじられ ゲームは結末を迎える
  Oh My Oh My Mr.Paper Moon
  クリエーターの頭蓋骨は砕け
  Oh My Oh My Mr.Paper Moon
  ラストステージにほとばしる
  (作詞:吉井和哉)

 イントロのピアノ、歌詞、ロビンの唄い方、とても陰鬱で、気がふれた人の様・・・。この曲はイエモンの黎明期をご存知の者達の間では、人気のある作品では無いでしょうか。私は最初聴いた時から、曲はすぐに気に入ったのだが、詩がよく分からなかった。

 これは虚構を作り上げる宿命にあるロックスターの良心の呵責、自責の念と、そんな存在をあがめ、すがる、聴衆のあわれな姿を唄ったのだと私は思っている。ロックスターだけじゃ無く、夢を売る商売というものは、どこか図々しくないと、きっと続けられない気がする。俳優や芸人さんらと比べて、ミュージシャンを目指す類の者は、そこまで図々しくなれるだろうか?ナイーブで、理想家で、「自分に正直に」なんて日々悩みながら、それでも一度ファンが勝手に植えつけたイメージを演じ続け、ライブあがりには悶々とした気持ちを抱え、そんな気持ちとは裏腹に、今までの苦労が嘘のように金は舞い込み・・・、死にたくなったりはしないだろうか。カートコバーンの遺書を読んだ時に、私はこの曲のイメージと完全にシンクロしました。

 カートコバーンが自殺し10年以上の時が過ぎたが、今年は映画「ラスト・デイズ」公開、DVD「オール・アポロジーズ」発売(←これ、良かったですよ!知人へのインタビュー中心ですけど)、日本国内でも既に2枚のトリビュートアルバム発表が決定と、大変な盛り上がりを見せている。2枚のトリビュートのうちの一枚(タイトル未定)に吉井和哉も参加するそうです。意外と言う声も聞かれるが、確かに音楽の根は違う気もするが、私にはこの曲の残像が残っていたので、ちっとも意外では無かった。大変に楽しみにしています。

Disc.1
1 BUNCHED BIRTH
2 WELCOME TO MY DOGHOUSE
3 FAIRY LAND
4 LOVES ON BACKSTREET
5 HANG ONTO YOURSELF
6 SLEEPLESS IMAGINATION
7 TEARS OF CHAMELEON(MR.PAPER MOON)

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